職業柄、食事療法についての学びは永遠と続いている。

今まで述べてきたが、私の食事遍歴も二転三転した。情報によって左右されている。

つくづく思う。

何を食べるか食べないか、大脳皮質で考えているのは、人間だけだろうと。だから病気になるのだろう。

野生の動物は、自分で食べたいものを野山から探して本能で食べている。だから病気にならない。ペットは飼い主の好みで餌を与えらえるので、糖尿病やがんなどの生活習慣病が増えていると言う。

本来、人間も食べたいものを食べていれば、病気にならないはずだ。ところが、人間の感覚は麻痺し、自分に必要なものも不必要なものも分からなくなってしまっている。

こんな時に、食に関する情報によって、人間の健康は簡単にコントロールできる。病気治しに良い食品、健康増進に良い食品を摂り、不健康に寄与する食品を摂らなければ、人は健康になるはずである。

では、なぜ、こんなに病気が増えているのか。

1、感覚が鈍感になっており、自分に必要なものが分からない

2、食事が健康に与える影響を分かっていない

3、間違えた情報によって、間違えた食習慣を身につけている

1、2は現代人には大いにありうることだ。解決策としては、自分の感覚を取り戻すために、化学調味料などの不自然なものをなるべく減らし、本来の感覚を取り戻しながら、食が人間の身体に与える影響を考えることだ。

ところが、3は厄介なのだ。2をクリアして、健康になろうと勉強した結果、間違えた思想や考え方によって、食習慣が歪められ、不健康に陥っている可能性がある。

テレビの健康番組や料理番組などが良い例だ。あちらの番組で良いと言っていた食の情報と、こちらの番組情報が矛盾していたりする。もし、これらの情報を吟味せずに鵜呑みにして、健康に良いと思って実践して、それが間違えていると、病気を生み出す可能性もある。

だからこそ、正しい情報を発信していく必要があるのだ。

地球上の生物で、唯一、人間が情報の洗脳によって病気を作り出すことが可能なのだ。逆もそうだ。正しい情報の刷り込みにより、健康を取り戻すこともできる。

読書をしている人の健康寿命が長いと言うのは頷ける。テレビではなく、読書。つまり批判的吟味がそこには生まれるのだ。