本日、糸かけアートを初めて体験した。

生方幸子先生から聞いた素数の話は衝撃的だった。数学はすべての科学の基本であり、科学の女王様なんだそうだ。中でも、日本人は奇数が好きで、欧米人は偶数が好きなのだそうだ。偶数とは何でも割り切れる世界である。奇数は割り切れない。俳句、短歌も奇数である上に、すべて素数で構成されている。素数とは、コンピューターでも推測できない不規則な順序なのだそうだ。この割り切れない世界こそが、無分別智の世界なのだと思う。何と奥ゆかしい日本文化!

日本文化というのは、割り切れない世界観の中で醸成されたのだろう。こんな深い数学の話を聞くのは初めてで、数学が一気に身近に感じられた。

そして、糸かけアートである。素数の数だけ釘を数えて、順番に糸をかけていく。すると何とも綺麗な輪が中央に現れる。

最初は、一生懸命、数を数えて左脳が働いていたが、そのうち、その規則に気づくと勝手に手が動いて行く。その気づき方は人それぞれだと言う。

生方先生は、「最後まで終わらせることがゴールではない。糸掛けの過程で、気づくことが重要なのだ。」

脳がぐにゃっと柔らかくなる感覚があった。人それぞれ気づき方が違う。そこがまた面白い。大変興味深いアートだった。これは、発達障害、不登校の子どもたちに是非体験して欲しいと思った。img_2002